これまでのこと②
続きです
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地方の大学病院では、症例も少ないのか
担当してくれた教授も卵巣機能不全については専門分野ではなかったからか
優しさだったのか。
はっきりと早発閉経、とは言われなかったように思う。
ただ、薬をやめてみて経過をみたり、DHEAをのんでみたり、
(その間もたぶん薬をのんで生理をおこしたりもしてたんだと思う、)
挙子希望はなかったため積極的な治療はせず経過をフォロー。
薬を飲まないと時々不正出血はあったものの、生理はなかった。
それにしても、早発閉経って。
まず、言葉のパンチ力がすごいですよね。
もう不吉な予感しかしない。
その当時、母が子宮筋腫で、毎月の生理でひどい貧血になって大変で、早くあがらないかしらとかって話をしていたのだけれど。
閉経。。。閉経ってその閉経?
娘のわたしが先に閉経だ、なんて
いったい、なんの皮肉なのかと思った。
ネットで調べて、その言葉の意味することを知って、衝撃だった。
ただ、その頃のわたしは彼氏もおらず、結婚もまだ遠い先の話。出産なんて、さらに遠い話だったから、なんだか現実味はなかったと思う。
でも
当たり前にできると思っていた出産や、子どもや家族を持つことができないなんて。
もう一生、恋愛も結婚もできないのかぁ。
あぁ、親を悲しませるなぁ だから誰にも話せないなぁ。
さみしいなぁ。
わたしの生きている意味ってなんだろうって
静かに静かに、落ち込んでいった。